ウチの子は天才なのかしらと思う、親馬鹿に正論をつきつける

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こんにちは。イクメン目指して爆進中のカケルです。パパ友募集中です。

僕は発達心理学や発達運動学などを大学で学びました。

そこで親の誤解をわかりやすく、解説していきたいと思います。

ウチの子 天才かも

子育てをしていると

やだっウチの子っ天才かもしれないわ

と思う瞬間が一度は必ずあるはずです。

ですが皆さんのそれはかなりの確率で勘違いです。

 

子供、特に赤ちゃんは我々では考えられないスピードで成長しています。

30歳にとっての1時間は、1歳児にとっての30時間です。

 

例えば、

30歳のシステムエンジニアの俺は、業界で酸いも甘いも経験してきた自分ですらも驚愕する、でたらめなスケジュールを目の当たりにして絶望していた。

こんなもの間に合うわけが無い。

プロジェクトリーダーの丸尾に詰め寄るものの、新人の営業に自信を持たせるために、この納期で任せてもらったんだ。

お前に今必要なのは間に合わないと俺にたてつく事じゃねえ、絶望することでもねえ、どうやって間に合わせるか考えることだ。

とかカッコつけて言われてしまった。

 

取引先の無茶振りと、それを出来ます!と言い切った馬鹿営業の丹羽と、全てを俺に丸投げするプロジェクトリーダー丸尾を呪いながら、自分でスケジュールを修正した。

なんと言っても無茶なのが、最近自分といい感じになっている後輩で北川景子似の新人アキちゃんが、俺と同じペースで進めることが前提で組まれていたからだ。

初めての修羅場がこんなビックウェーブじゃ可哀想だ。アキちゃんの削った分の仕事は自分が受け持つことにした。そのほうがアキちゃんにカッコイイところも見せられる。

問題は元々とんでもなかった仕事量が、更にとんでもなくなったことだ。戦闘力が53万だと思って驚愕していたら、変身して100万以上になりやがったような気分だ。

まあ同僚の梅田もいるし、なんとかなるだろう。リーダーにスケジュールを確認してもらう。

 

お前には言い忘れていたが、梅田は別のプロジェクトのリーダーをすることになったからこっちからは外したぞ。

やつはご丁寧にまだ変身を残していやがった。

 

それからは語りたくも無い。なんとかスケジュールを守るべく、会社に泊まりこみながら、たびたびアキちゃんに癒される日々が続いた。

このプロジェクトが終わったら二人で飲みに行きましょうね。俺の優しさが伝わったのか、アキちゃんのほうから誘ってきた。

 

毎日、アキちゃんと飲みに行く日のためだけに頑張っているようなもんだ。しかしアキちゃんの担当のプログラムをチェックすると、ところどころを全角で打ち込むという壁を殴りたくなるミスがあった。

違う。悪いのはアキちゃんじゃない。全てこんな仕事を取ってきた馬鹿営業の丹羽が悪いんだ。

そう自分に言い聞かせつつも、ほぼ寝ていない俺はイラついてしょうがなかった。

イライラを鎮めるために、前に同僚の梅田からもらった、フィリピンのお土産のけん玉をで息抜きに遊ぶことにした。

 

全員が帰ったオフィスで一人黙々とけん玉で遊ぶ。意外と楽しいもんだ。

それからというもの、俺は深夜に誰もいなくなったオフィスでけん玉で一時間程度息抜きするのが、日課になった。イライラも解消されるし、何よりも凝り性の俺は技を覚えていくのが楽しかった。アラウンド・ザ・ワールドという難関技をいつか出来るようになってやる。

 

そして今日無事にプロジェクトを終えて、明日はいよいよアキちゃんと飲みに行く日だ。

 

アキちゃん、飲みに行くのどこにしようか。

すいません。まだ言ってなかったですけど、私実は2週間前くらいから営業の丹羽さんとお付き合いを始めたんです。

彼に悪いから飲みに行くのはやめておきます。

目の前が真っ暗になった。俺がアキちゃんの分の仕事を泊り込みでやっている最中に、その原因を作りやがった馬鹿営業の丹羽とそんなことになっていたのか。

俺は顔には出さずに、そっか残念だけど仕方ないね。お幸せにね。と搾り出すのが精一杯だった。

 

その日は全く仕事にならずに、いつものようにオフィスには自分だけが残っていた。

日課のようになってしまったけん玉を取り出す。

皮肉にも、今日初めてアラウンド・ザ・ワールドが完成したのだった。

 

その後、傷心の俺を慰め続けてくれた梅田の紹介で、宣伝企画部の明美と俺は恋に落ち結婚した。

 

結婚して3年後に子供が生まれた。順調に成長している息子に、まだ早いかな?と思いながらも、一歳の誕生日に思い出のけん玉を贈った。

1歳の息子は、とても喜んで、子育て支援センターに持っていって、たっぷりと一時間はけん玉で遊んだのだった。

俺は帰宅して驚いた。昨日プレゼントしたけん玉でもう息子が、あのアラウンド・ザ・ワールドを完成させている。

俺が、例のデスマーチの時に一ヶ月間で30時間かけて出来るようになった技を息子は1時間で出来るようになっていた。あのアラウンド・ザ・ワールドを。

もしかしたらうちの子は天才なんじゃないだろうか。と俺は思ったのだった。

 

こんな感じです。30歳の大人が30時間かけて習得したものを、1歳の子供は1時間で習得してしまいました。

大人の自分があんなにかかったのに、子供の息子は1時間で出来るようになった。もしかして息子は天才なのではないだろうか。

つまり自分の物差しで息子を計ってしまったのですね。そんなんだから馬鹿営業丹羽にアキちゃんを取られるんですよ。

 

大人の先入観でまだ無理だろう、出来るようになるにはまだ時間がかかるだろうと思っている事が、子供は数時間でできるようになります。

そのギャップに驚いているだけで、決して天才なんかでは有りません。あなたの先入観が自分の赤ちゃんを天才に見せているのです。

 

人は、よくも悪くも自分の物差しで事柄を計ります。ぜひ他人目線(赤ちゃん目線)でも、ものごとを考えられるようになりましょう。

赤ちゃんも、天才じゃないか!とできた成果を褒めるよりも、よく頑張って練習したね!と努力を褒めてあげてください。

プロジェクトリーダーとの約束だぞ!

 

まぁ、ウチの息子は天才なんですけどね。

 

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