笑って冗談が許される関係

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なれそめといいながら余分なことが多い。

まるで僕の体みたいだ。余分な脂肪はそぎ落とすスタイルでいきたい。

第一話 陸上部特有の下腿三頭筋肥大に悩む元気っこ

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アルバイトを始めてから2週間が経った頃、新人歓迎会が催された。

 

 

嫁との会話でわかった衝撃の事実

新人は、僕、嫁、一号、二号、パンクの五人。

中番と早番と遅番があるのだが、僕らは中番の新人だ。

早番の長と中番の長が合同で歓迎会を開いてくれたのだ。

僕は中遅番を担当していたために中番の人たちと話す機会は今まであまりなかった。

そこで始めて、嫁と話すことになる。

当たり障りない会話をしていたと思うのだが、何故か今まで彼氏が出来たことがないという話になった。

僕はこんなに可愛いのに何故?と思っていたが、すぐに思い直した。

部活が忙しくて、恋人を作る暇がなかったんだろうな。

僕は当時は、女子校のバスケ部の顧問の先生になるべく、体育と数学の教員免許が取れる大学に通っていた。

だからそんな嫁に対して

「きっとすぐに出来るよ。可愛いんだから。」

とフォローをすることで、将来そんな場面があるかもなーと思いながら、そんな会話をしていた。

余談だが、僕が女子校のバスケ部の顧問になる!と言うと理由を聞く前に、ロリコンだの、変質者予備軍だの、色々言われた。というか18歳が15歳を恋愛対象にするなんて普通だろ、とか今現在も女子校で教鞭を振るっている方々も変質者予備軍なんですか?とか色々反論はある。

だが、僕が目標に掲げていたのは、目指していたのは女子校の先生ではない。

みなさんご存知だろうか。

日本の高校女子バスケットボールには化け物が存在することを。

ただの市立中学校を6連覇に導いたり、高校では誰もが口を揃えて最強と言われる高校の監督になった方がいます。

僕は大学でバスケットをやっていたので、その方がとてもカッコイイと思っていました。

どうせならその高校を倒せるような高校にしたい!と思って、女子バスケットボール部のある私立の高校の教員になりたかったのです。

今は違う角度から、その夢を叶えようとしています。

 

今までの勘違いに苦笑いする僕

歓迎会は滞りなく終わり、帰る段階になった。

そのときに、会話の流れだったと思うのだが、

「そういえば、吉田さん(嫁の旧姓仮)って陸上部だったんだよね。短距離だった?」

と聞いてしまったのだ。

「いえ、文化部でしたよ。なんでですか?」

やってしまった。嫁の足は陸上で鍛えたわけではなく、足が単に太かっただけだったのだ。

僕は誤魔化すために内心ではひどく狼狽しつつも、いや元気だからとかなんとか言い訳をした。

付き合い始めてから3年くらい経った後に、この話を嫁に話したら、とても不機嫌になったことを覚えている。

どちらかと言うとポチャポチャした方が俺は好きだ!

と熱弁してコンビニスイーツで機嫌をとり、事なきを得たのだ。コンビニスイーツは僕たちの救世主です。

 

まさかの早中遅番へのコンバートそして伝説のドリンカーへ

そんな感じで楽しくバイトしていたのだが、僕が夏休みに入る前に事件が起きる。

僕はこの職場が好きだった。嫌いなのは店長と物を壊す中国の人だけだった。

特に、中遅番担当の社員からは多くを学んだ。

仕事は遊びの延長だ。という僕の仕事観もこの人に教えてもらった。

女遊びが好きな人だった。家に泊めてもらったら、16歳の女の子と同棲していたのは驚いた。

そんなだらしないこともあったが、遅番メンバーとはよく飲みに行っていた。

なかなか濃い面子だったと思う。

  • 女遊び大好き社員
  • スーツフェチこじらせてOLにフラれたバイト
  • 静岡弁がやば過ぎるオカマ疑惑のある先輩
  • 婚約者に浮気がばれて戻ってきた社員
  • 一部上場企業に勤めているのに嫁が小遣いをくれないから休日にバイトをはじめた中年おっさん
  • そして唯一まともな感性をもち普通という文字を人間にしたら選ばれたのは僕でした

そんな面々である。

後にパンクも遅番になるのだが、非常にややこしかった。

社員の一人を好きになってしまい、一緒に仕事がしたいということで遅番になった。

ここまではややこしくない。

しかし、それを追いかけてきたパンクの事が好きな中番の中国人(物を壊す方ではない)と、パンクに好かれた社員と、パンク。

三角関係が始まったのだ。

嫁は、パンクと中国人とは仲が良かった。僕は、パンクと中国人と社員と仲が良かったため、色々あった。その話もいずれ。

 

夏休みに特に予定もなく、バイトが好きだった僕はシフト希望を好きに入れてくれてかまわないですよ、と社員に伝えていた。

特に遅番が終わった後に、甘いお酒の匂いをさせながら、駅から職場に向かう人々の流れに逆らって歩く雰囲気も大好きだった。

なので遅番が大目でもかまわないですよ。とも伝えた。

これが間違いだった。渡されたシフト表をみて驚愕する。

 

全ての時間帯に僕がいるのだ。僕は分身などできない。

今日は早中遅番、明日は中遅番と縦横無尽に働きまくる、飛車角のような、いやクイーンとナイトが融合してケンタウロスになりました。みたいな存在になった。

僕はバイトなのだが、社員よりも稼いでいた。正直今の仕事よりも稼いでいた。

そして嫁は中番なので、中番で帰ることは一度もない僕とは話す機会が少なくなっていった。

同じ時間帯で働いていても話す機会は少なかった。

何故ならばめちゃめちゃ要領のいい僕は、ベテランのバイトを差し置いて2ヶ月でドリンカー兼調理兼コンダクターという謎のポジションを担当していたからだ。

普通は3人か2人で担当するポジションを一人で担当していた僕は、中番の時間帯は超忙しかったのだ。

なにせ多いときは300人分のドリンクと料理を僕一人でつくり、それらを持っていくタイミングの指示までやっていたからだ。

バイトにさせる仕事ではないと思った。現に僕の前は社員が二人で行っていた。

忙しい金曜日や土曜日は、社員二人と僕の三人でそれぞれのポジションを回していたのだが、僕はずっとドリンカーをやっていた。

今でも主要なカクテルは作れるし、それぞれの香りや味を生かしてオリジナルを作ることもできる。

そのときの影響で、自宅には今もカクテルグラスと各種リキュールがある。

僕はあまり飲むほうではないし、嫁も妊娠と授乳でここ2年は飲んでいない。いっそホームパーティでもしようかと企んでいる。

 

僕は女の子っぽい女の子がドストライクなんです

話を戻そう。

そんな働き方をしていたが、僕の休憩時間は昼の3時と深夜の1時だった。昼はたまに休憩が誰かと被るので退屈しないで済むが、深夜は誰とも被ることがない。

休憩中の暇潰しに、友達に電話し始めた。しかし深夜に起きている友達が少なかったために、嫁を含めた中番の同期が電話の相手であることが多かった。

最初は暇だったから電話していたのだ。静岡弁のオカマ先輩や嫁や新人のぶりっ子眉毛全剃り女にかけてることが多かった。

しかし、そのローテーションが変わってきた。仕事の愚痴なんかを話しているうちに、嫁がとてもいい子なことに気がついた。

普通は、深夜のバイト仲間からの電話など出ないだろう。

出たとしても、1.2回で迷惑だから辞めてくれと言うだろう。

現に他の人には言われたし、オカマ先輩は遅番の時もあったしで、必然的に嫁にかけることが多くなっていた。

嫁は言わないどころか、中番で帰るときに

「今日も電話待ってますね♪」などど言ってきた。

僕は簡単に落ちた。元々女性には免疫があまりない。そのうえ僕が見てきた大半の女性と違って、女の子っぽい女の子だ。しかも何故かずっと敬語だ。

そして、はっきり言って外見も好みだった。スルっと簡単に落ちた。

そこからはどうやってデートに誘うか考えていた。

 

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